■セイロンティーの生みの親・・・。
1658年ポルトガルから、統治権を奪った、オランダが、シナモンに続いて、
コーヒーの栽培を南西海岸に開拓。しかし、熱帯性気候が栽培に適さず、失敗。
再びイギリス領になった1802年、失敗を生かし、内陸高地へ。
1825年当時は、世界有数のコーヒー産地だった。
1839年、インド・カルカッタ植物園のアッサム野生種が、
スリランカ・ペラデニヤ植物園に移された。
スコットランド人、ジェームス・テーラー(1835〜92)は、
ペラデニヤから種子を持ち帰り、紅茶の栽培をはじめる。
丁度、1868年に猛威を振るった「サビ病」により、コーヒーが全滅、
紅茶栽培に切り替わり始めた。
天才的な技術と経営力を持つテーラーにより、
1873年ロンドンで売りに出され、彼の紅茶が名声を浴びつづけた。
彼のエステート、ルーラコンデラから、世界にセイロンティーが広まった。
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■ 一芯二葉(いっしんによう) 新しい芽は下から順に3〜4枚の葉が開き、
最後の芽が開いていない状態の時に収穫します。
芯とその下の2枚の葉のみを摘み取る方法を「一芯二葉」といい、
「一芯三葉」に比べて収穫量は半減しますが良いお茶をつくる理想的な摘み方です。
■ 一芯三葉(いっしんさんよう) 新しい芽は下から順に3〜4枚の葉が開き、
最後の芽が開いていない状態の時に摘採します。
芯とその下の2枚の葉のみを摘み取る「一芯二葉」に対し、
芯とその下の3枚の葉を摘み取る方法を「一芯三葉」といいます。
収穫量は一芯二葉の倍になります。
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■「ファーストフラッシュ」とは・・・。
その年の最初に摘まれた茶葉で作られた紅茶で、いわゆる日本の新茶にあたります。
「一番摘み」と呼ばれ、色が薄く、シャープで爽やかな味わいのあるたいへん魅力な紅茶です。
湯温95〜100度で4分が目安。
■「セカンドフラッシュ」とは・・・。
その年の二番目に摘まれたお茶なので「二番摘み」と呼ばれています。
日本の水にもよく合い、日本人の味覚に最も合った高級紅茶です。
湯温95〜100度で4分が目安。
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■世界三大銘茶とは・・・。
通常ダージリンティー、ウバティー、キーマンティーを指す。
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■紅茶の等級
FOP |
フラワリー・オレンジ・ペコー |
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茎の先端の新芽(ティップ)を使用したもの。
オレンジ・ペコーのうちティップの含有量が多いもの。 |
OP |
オレンジ・ペコー |
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茎の先端から2枚目の葉。 |
P |
ペコー |
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茎の先端から3枚目の葉。 |
PS |
ペコー・スーチョン |
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茎の先端から4枚目の葉。 |
S |
スーチョン |
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茎の先端から5枚目の葉。ラプサンスーチョン等に使われる。 |
BOP |
ブロークン・オレンジ・ペコー |
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オレンジ・ペコーを裁断したもの。 |
BP |
ブロークン・ペコー |
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ペコーを裁断したもの。 |
BPS |
ブロークン・ペコー・スーチョン |
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ペコー・スーチョンを裁断したもの。 |
BOPF |
ブロークン・オレンジ・ペコー・ファニングス |
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ブロークン・オレンジ・ペコーをさらに細かく裁断したもの。 |
D |
ダスト |
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粉のように細かく裁断されたもの。主にティーバッグに使われる。 |
GFOP |
ゴールデン・フラワリー・オレンジ・ペコー |
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FOPの中でティップの産毛か発酵時の茶葉の細胞液により
茶色?金色となったゴールデンティップを含むもの。 |
TGFOP |
ティッピー・ゴールデン・フラワリー・オレンジ・ペコー |
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GFOPの中でティップの量が多いもの。 |
FTGOP |
ファイン・ティッピー・ゴールデン・フラワリー・オレンジ・ペコー |
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TGFOPの中でティップの割合が更に多いもの。 |
STGFOP |
シルバー・ティッピー・ゴールデン・フラワリー・オレンジ・ペコー |
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TGFOPの中で白色のティップ(シルバーティップ)を多く含むもの。 |
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■シーズン
クオリティーシーズン
それぞれの産地において最上級の茶葉ができるシーズンを指す。
ファーストフラッシュ
春摘みもしくは新茶のこと。香りが強く、水色が薄いものが多い。
セカンドフラッシュ
夏摘みもしくは2番茶のこと。味、香り、水色のバランスがとれているものが多い。
オータムナル
秋摘みの紅茶。コクがあるものが多い。
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■セイロン・ファイブ・カインズ
セイロンティーの代表的な5つの種類の紅茶こと。
ウバ、ヌワラエリア、ディンブラ、キャンディー、ルフナを指す。
■ウバ
セイロンティーの代表的産地。世界三大銘茶の一つとして数えられる。
スリランカの中央山岳地帯の東側で収穫されるハイグロウンティー。
刺激的かつ花のように甘い香りをもつ。
■ヌワラエリア
スリランカ中央山岳地帯の西側で収穫されるハイグロウンティー。
さわやかな味わいと優雅な香りをもつ。
■ディンブラ
スリランカ中央山岳地帯の西側で収穫されるハイグロウンティー。
クセが少なくマイルドでやさしい口当たり。
■キャンディ
スリランカの南部の古都キャンディ近辺で収穫される
ミディアムグロウンティー明るいオレンジの水色。タンニンが少ないのでアイスティーにも良い。
■ルフナ
スリランカの南部のローグロウンティー。深い水色と独特のコクでミルクとの相性が良い。
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■ハイグロウンティー
スリランカでの分類方法、標高約1200m以上で生産された紅茶。
■ミディアムグロウンティー
スリランカでの分類方法、標高約600〜1200mで生産された紅茶。
■ローグロウンティー
スリランカでの分類方法、標高約600m以下で生産された紅茶。
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■ネット販売相場 (2004年1月現在) |
価格順 |
販売店 |
ディンブッラ |
数量g |
金額 |
500gの場合 |
1 |
ミドリRガマゲ |
BOP |
250 |
1,000 |
2,000yen |
2 |
mitsu.tea |
BOP |
500 |
3,500 |
3,500yen |
3 |
ティージュ |
BOP |
100 |
800 |
4,000yen |
4 |
gate crasher |
--- |
100 |
850 |
4,250yen |
5 |
liyn-an |
BOP |
500 |
4,500 |
4,500yen |
6 |
l'epicier |
OP |
100 |
1,000 |
5,000yen |
7 |
セレクトショップ |
BOP |
80 |
882 |
5,500yen |
8 |
selectea |
BOP |
100 |
1,200 |
6,000yen |
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ティップ
まだ開いていない芽状の茶葉(新芽)のこと。
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ゴールデンティップ
新芽が発酵工程において茶汁によって薄黄〜茶色に染まったもの。茶葉の中にこれが多い程香りが良いとされている。もしくはこのティップだけを集めたお茶のこと。
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シルバーティップ
新芽が発酵工程において灰色〜白色になったもの。茶葉の中にこれが多い程香りが良いとされている。もしくはこのティップだけを集めたお茶のこと。
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