■ココピートは100%天然ヤシを素材とした安全で持続可能な培地です。

■ココナッツの実の繊維や粉末から出来ている環境に優しい培地です。

■現在培地として大量に消費されているピートモスのように採掘による環境破壊の心配がありません。 また100%天然の有機物のため、農作物へも安心してお使いいただけます。


保水性
多孔質であるため保水力が高く、乾燥を防止します。
弱酸性
pH値は約5.7程度の弱酸性なので酸性のピートモスのようにpHの調整の必要がありません。
難分解性
炭素率が高く非常にゆっくりと腐食していくため、長期間にわたり土壌の物理性を向上させます。
通気性
ヤシの繊維が余分な水分をすみやかに排水し、通気性を確保します。
保肥力
陽イオン交換力が高いため、栄養補給がスムーズに
行えます。



土壌改良
排水性、保水性等土壌の物理性を向上させます。
緑化工事
吹付工事
ピートモスの代替品や増量剤として利用可能です。
ガーデニング
園芸資材
水分を含まないため、軽量で運搬が容易。清潔で手を汚しません。
農業資材
100%天然有機質のため、安心して使用できます。
各種培土原料
ポット苗生産、農作物等の培土原料として、安価で安定供給可能です。
家畜敷料
堆肥の水分調整材
オガ粉の約2.5〜3倍の吸水性があり、通常の敷料の使用量を減らすことができます。




ヤシガラ培地を用いたトマトの循環式養液栽培

●要約
トマトのヤシガラ培地を用いた 循環式養液栽培はロックウール栽培に比べ品質,収量が同等以上である。 また,栽培期間中の培養液組成が
ヤシガラ培地の方がロ ックウール培地より安定するため,培養液を6ヶ月更新せずに栽培することが可能である。

徳島県立農業試験場 野菜科
[連絡先]088-674-1660
[部会名]野菜・花き・茶(野菜),傾斜地
[専門]栽培
[対象]果菜類
[分類]普及

●背景・ねらい
トマトの養液栽培では施設費が安く,栽培が安定しているロックウール栽培の普及が進んでおり,徳島県でも約8haの面積がある。しかし,環境保全的にはロックウール栽培では使用済のロックウールの廃棄や培養液のかけ流しや更新に伴うハウス外への廃液が問題になることが予想される。そこで,廃棄が容易な有機培地を用い,廃液のない環境保全型養液栽培技術を確立する。

●成果の内容・特徴
ヤシガラ培地はK,Na,Cl,が培養液中に溶出する傾向があるのに対し,ロックウール培地はほとんど培養液成分に影響を与えない。
栽培期間中の培養液タンク内の成分組成はロックウ−ル培地では培養液無更新によりP、K濃度の低下とCa、Mg濃度の上昇により組成バランスが乱れるが、ヤシガラ培地では培養液無更新でも組成バランスは比較的安定する。

トマトの収量はヤシガラ培地を用いると培養液を6カ月更新せずに栽培しても、1ケ月に1回更新したものと同等以上が得られる。これに対し、ロックウ−ル培地は培養液無更新では培養液を更新したものより空洞果が多く上物収量が低下する。

●成果の活用面・留意点
トマトの循環式ロックウール栽培において,ロックウールをヤシガラに替えることによって本栽培が可能となる。
作型は9月定植の7〜8段摘心栽培に適応する。
ヤシガラは細目で板状に成型したものを使用する。

●その他
研究課題名:野菜・花きの環境保全型養液栽培技術の確立

予算区分:(国補)地域基幹農業技術体系化促進研究
研究期間:平成12年度(平成11年〜15年)
研究担当者:板東一宏・杉本和之・久米洋平
発表論文等:なし



促成ナスの養液栽培における「細粒礫」および「ヤシガラ」の培地適性

●要約
促成ナスのかけ流し養液栽培の培地として、「細粒礫」および「ヤシガラ」は、安価で廃棄時における環境上の問題もなく、収量、正常果率も慣行培地ロックウールと同等で、十分適応性がある。

福岡農総試・園芸研究所・野菜花き部・野菜栽培研究室

[連絡先]092-922-4111
[部会名]野菜・花き
[専門] 栽培
[対象] 果菜類
[分類] 指導

●背景・ねらい
促成ナス栽培において、土づくりの手間を省き青枯病等の土壌伝染性病害を回避できる生産システムとして養液栽培が普及しつつある。しかし、慣行培地であるロックウールは、使用可能な年数が限られ、また使用後の廃棄方法等に問題がある。そこで、廃棄し易いヤシガラおよび長期間使用できる細粒礫について、
促成ナスの養液栽培用培地としての適応性を明らかにする。

●成果の内容・特徴
細粒礫(鉱物)は、慣行培地のロックウールに比べて株当たりの培地価格が6割程度と安く、長期間使用できるが、容積重が大きいため設置時の取り扱いにやや労力を要する(表1)。

ヤシガラ(有機物)は、ロックウールに比べて株当たりの培地価格が8割程度と安く、培地の重さは同等で設置が容易である。

細粒礫およびヤシガラを養液栽培の培地として用いた場合、慣行培地(ロックウール)と同等の収量および正常果率を得ることができる。

細粒礫は定植後1〜2ヶ月間培養液を湛液管理するため、排液が少ない。

●成果の活用面・留意点
養液栽培技術の参考資料として栽培技術指針に登載し、活用する。

細粒礫を培地として用いる場合、定植後、根が十分に張るまで湛液管理とし、以降はロックウールと同様の給液管理を行う。

ヤシガラの耐用年数はロックウールと同程度で、使用後は圃場に施用して、有機質資材として活用する。

細粒礫は長期間使用できるが、1作終了後はロックウールと同様に除塩および培地の消毒を行う。

●その他
研究課題名:促成ナスの養液栽培技術の確立
予算区分 :県単
研究期間 :平成11年度(平成7〜9年)



酸化チタン光触媒で養液栽培の培養液を浄化・殺菌(2002年1月21日記者発表)

●現行の養液栽培の問題点
現在のトマト養液栽培では、鉱物を加工したロックウールという培地を使う方式が主流です。しかし、使用した後のロックウールは自然還元が難しいため、産業廃棄物としての処分が必要であり、環境保全の観点から、
自然還元しやすいヤシがら、モミがらなどの天然の有機質資材の代替培地が望まれています。
また、培養液はトマト1株当たり1日数百mLから2Lくらいを与えて管理するのが普通ですが、植物が吸わなかった培養液は排液となり、河川や地下水の汚染につながる可能性が指摘されています。それゆえ、排培養液を再利用する循環式への切り換えが望まれています。
しかし、ヤシがらなどの有機質培地を用いて、排液を捨てずに循環利用するためには、培養液中に有機質培地から溶出する有機汚染物の分解並びに病害拡散防止のための殺菌を行うことが必要となりますが、その方法は未だ確立されていません。

●養液栽培とは
養液栽培とは、土の代わりに固形の培地や水の中に根をはらせ、必要な栄養成分を含んだ培養液を与えて栽培する方法です。土壌から感染する植物病害の心配が少なく、作物の栄養状態の管理もしやすい。また、土の条件が悪いところでも栽培が可能です。さらに、作業性が良く、後継者が取り組みやすい等の利点を有しているため、トマト、キュウリ、メロン、イチゴ、バラなどの栽培で近年急速に拡大しています。

〒259-1204 平塚市上吉沢1617
神奈川県農業総合研究所
TEL0463-58-0333
(生産技術部)



平成10年度
新潟県農業総合研究所年報
園芸研究センター研究成果及び調査事業概要
栽培・施設科
 
●チューリップ新品種の年内促成技術(宮島・田中)

ボックス栽培技術について品種、培地、温度処理、栽植密度、栽培温度の検討を行い、
培地は石灰を添加したヤシガラ混合培地の9p深が良く、温度処理法の品種間差を確認し、昼20℃/夜16℃が合理的栽培温度と思われた。また、水浸漬処理が発根に及ぼす影響を検討したが、結果は判然としなかった。

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